[見どころ!] 宮尾綾香vs多田悦子

12月3日(木)後楽園ホール

WBO女子世界ミニマム級王座決定戦

宮尾綾香(ワタナベ) vs 多田悦子(真正)


宮尾=1983年8月29日、長野県出身の37歳。ワタナベジム所属。右ボクサー型。JBC公認後の戦績:24戦19勝(6KO)4敗1分。

多田=1981年5月28日、兵庫県出身の39歳。真正ジム所属。左ボクサー型。戦績:25戦19勝(6KO)3敗3分。


三者三様のドローを受けた直接再戦 今回も接戦か

 元世界王者同士による王座決定戦。両者は今年1月、今回と同じWBO女子世界ミニマム級王座決定戦で拳を交え、三者三様のドローで決着持ち越しとなっている。今回は約10ヵ月の期間をおいての直接再戦となるが、再びジャッジ泣かせの接戦が予想される。

 宮尾は手足のスピードを生かして出入りするタイプで、機動力という点では多田を上回っている。その利点を生かしてポイントをかき集めたいところだ。

 サウスポーの多田は相手の可動範囲をいかに狭めるかがカギといえそうだ。プレッシャーをかけて有効打を当ててジャッジにアピールしたい。

 総合力に差がないだけに今回も接戦になりそうだ。初戦をベースにして10ヵ月間にどれだけ相手を研究したか、どれだけ良好なコンディションをつくることができるか、そのあたりが微妙な差となって勝敗を分ける可能性がある。(原功)

東日本ボクシング協会

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