[見どころ!]井上浩樹 vs.永田大士

2月22日(木)後楽園ホール
WBOアジアパシフィック &

OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ

WBOアジアパシフィック王者
井上浩樹(大橋)
vs.
OPBF東洋太平洋王者
永田大士(三迫)

井上=1992年5月11日、神奈川県出身の31歳。左ボクサーファイター型。戦績:18戦17勝(14KO)1敗。

永田=1990年1月12日、宮崎県出身の34歳。左ボクサーファイター型。戦績:23戦18勝(6KO)3敗2分。

3年7ヵ月ぶりの再戦が
地域王座統一戦として実現!

 WBOアジアパシフィック王者の井上とOPBF東洋太平洋王者の永田が互いの王座をかけて拳を交える。両者は2020年7月、井上の持つ日本スーパーライト級王座に永田が挑むかたちで対戦し、永田が7回TKO勝ちを収めている。ちなみにこの一戦はコロナ禍のなか2度延期されたあと無観客試合として行われた。6回までの採点は58対56(永田優勢)、57対57、57対57と互角に近かったが、流れは永田に傾いていた。永田戦でプロ15戦目にして初黒星を喫した井上は試合後に一度は引退したが、昨年2月に戦線復帰。8月にWBOアジアパシフィック王座を獲得した。永田は井上に勝って戴冠を果たしたあと引き分けで初防衛を果たしたが、V2戦で鈴木雅弘(角海老宝石)に10回TKO負け。在位は1年に満たなかった。現在の王座は2022年12月の決定戦で近藤明広(一力)に勝って手に入れたものだ。

 サウスポーの井上は78パーセントのKO率が示すとおりの強打者だが、スピードとテクニックを生かして距離をとって戦うこともできる。半年前にタフな試合を制したことで精神的にも逞しさを増している。

 永田はフィジカルとハートの強さに定評があるサウスポーの攻撃型だが、鈴木に敗れたあとは3連続判定勝ちに留まっている。

 初戦で足をつかわずに永田の土俵で戦った井上が今回はどんな選択をするか。アウトボクシングをベースにするのか、それとも打撃戦を選ぶのか。永田の戦い方はひとつ、距離を潰して押し込むこと。序盤から目の離せない展開になることは間違いない。(原功)

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