[見どころ!]仲里周磨 vs.三代大訓

4月9日(火)後楽園ホール

日本ライト級タイトルマッチ

王者・仲里周磨(オキナワ)
vs
挑戦者・三代大訓(横浜光)

仲里=1996年9月24日、沖縄県出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:19戦14勝(8KO)2敗3分。

三代=1994年11月13日、島根県出身の29歳。横浜光ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:16戦14勝(4KO)1敗1分。

6年半ぶりの再戦!
仲里の右ストレートか
三代の左ジャブか

 1年前、当時12連勝(10KO)と飛ぶ鳥を落とす勢いだった宇津木秀(ワタナベ)を3回KOで斬って落とし第64代日本ライト級王者になった仲里のV2戦。挑戦者の三代は元OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者で、勝てば4年4ヵ月ぶりのベルト獲得となる。

両者は2017年10月にA級トーナメント戦で拳を交え、ダウン応酬のすえ三代が58対54、58対54、57対55の3-0で6回判定勝ちを収めている。日本王座をかけた再戦は雪辱+防衛か、返り討ち+戴冠か。

 仲里はアマチュアを経験後、2015年4月にプロに転向した。7戦6勝(5KO)1分で迎えた三代戦で敗れ、これが初の黒星となった。

以後、敗北は吉野修一郎(三迫)の持つ日本ライト級王座に挑んで6回TKO負けを喫しただけで、目下4連勝中だ。特に王座を獲得した宇津木戦は初回から得意の右ストレートで主導権を握り、顔面のカット、出血というアクシデントを乗り越えて3回に再び右を決めてフィニッシュするという会心の勝利だった。現在はWBC11位にランクされている。

 三代もアマチュア出身で、57戦を経験後の2017年3月にプロデビューした。半年後、4戦目で仲里に6回判定勝ちを収めると6戦目にはOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得。次戦で日本王者の末吉大(帝拳)と引き分けるなど4度の防衛を果たした。

その後、元世界王者の伊藤雅雪(横浜光)、元世界ランカーの西谷和宏(VADY)に勝ったが、1年前の韓国遠征で元韓国王者のジュン・ミンホ(韓国)に5回負傷判定負けを喫した。177㎝の長身から繰り出す左ジャブで試合を組み立てるボクサーファイター型だ。

 6年半を経て実現する再戦は日本王座をかけた試合となり、ともに高いモチベーションを持ってリングに上がるものと思われる。仲里の右が炸裂するのか、それとも三代の左ジャブが冴えるのか。(原功)

東日本ボクシング協会

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