[見どころ] 花形冴美 vs 松田恵里
3月18日(木)後楽園ホール
IBF女子世界アトム級タイトルマッチ
王者・花形冴美(花形) vs 挑戦者・松田恵里(TEAM10COUNT)
花形=1984年10月28日、神奈川県出身の36歳。戦績:27戦16勝(7KO)7敗4分。
松田=1994年6月6日、宮崎県出身の26歳。戦績:4戦全勝(1KO)。
有終の美を飾りたい花形
5戦目の戴冠狙う松田
この試合は2月26日に予定されていたが、緊急事態宣言発令を受け3週間延期された経緯がある。2008年にプロデビューした花形は2018年9月、師匠の花形進会長と同じ5度目の挑戦を実らせて戴冠。1年後、過去に世界戦で2度引き分けていた元王者の池山直(フュチュール)に競り勝って初防衛を果たしている。今回のV2戦を最後に13年に及ぶボクサー生活に終止符を打つと宣言しており、有終の美を飾りたいところだ。
一方の松田はアマチュアで33戦(21勝9KO12敗)を経験後の2018年8月にプロデビュー。2戦目に東洋太平洋王座、3戦目に日本王座を獲得している。5戦目で迎える初の10回戦で世界一の座を射止められるか。
気持ちの強さと手数に定評のある花形が前に出ながら仕掛け、技巧派サウスポーの松田が足をつかいながら迎え撃つ展開になりそうだ。中近距離での打ち合いに持ち込めば花形のペース、距離を保った状態での技術戦になれば松田のペースといえよう。花形の経験と意地、松田の若さとスキル。見応えのある試合が期待される。(原功)
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