[見どころ] 澤田京介 vs.定常育郎
7月26日(月) 後楽園ホール
日本バンタム級王座決定戦
1位・澤田京介(JBスポーツ)
vs
2位・定常育郎 (T&T)
澤田=1988年2月16日、北海道出身の33歳。右ボクサーファイター型。戦績:17戦14勝(6KO)2敗1分。
定常=1997年9月17日、神奈川県出身の23歳。左ボクサーファイター型。戦績:18戦11勝(4KO)4敗3分。
ともに初の王座挑戦!
長丁場の接戦か!?
今年1月に鈴木悠介(三迫)が返上(引退)して空位になった王座の決定戦。1位にランクされる33歳の澤田、2位に名を連ねる23歳の定常とも初のタイトル戦となる。
澤田はアマチュアで85戦(61勝18KO24敗)を経験後、2013年4月に6回戦デビューを果たした。しかし、初陣でのちに日本王者となる鈴木悠介に6回判定負け、2戦目にはのちのWBOアジアパシフィック王者および東洋太平洋王者の勅使河原弘晶(輪島⇒三迫)に4回TKO負けとつまづいた。翌2014年からは遅れを取り戻すかのように勝利を重ね、引き分けを挟んで14連勝(6KO)と好調を維持している。パンチ力は平均の域を出ないが、前後左右に動きながら戦うタイプで、相手にとっては捕まえにくいタイプといえるかもしれない。
定常は18歳になる直前の2015年9月にプロデビューした。初戦は4回引き分けだったが、2戦目から5連勝をマーク。ただ、その後は12戦6勝(2KO)4敗2分と足踏みが続いている。サウスポーのボクサーファイター型で、足をつかいながらパンチを上下に打ち分けるタイプといえる。
ともに今回が初のタイトル戦、初の10回戦となるが、過去に澤田が7度、定常も4度、8ラウンドをフルに戦いきっており、スタミナは問題なさそうだ。澤田にとっては約7年ぶりのサウスポーとの対戦という点が一つのカギといえるが、対策が十分で戸惑いがなければ接戦になる可能性が高い。両者とも足の動きを多用してリズムを刻むタイプだけに、序盤から駆け引きをまじえた運動量の多い試合になりそうだ。(原功)
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