[見どころ!]岩川美花 vs.鈴木奈々江

10月15日(金)後楽園ホール

WBO女子世界アトム級タイトルマッチ

王者・岩川美花(姫路木下)

vs

挑戦者・鈴木奈々江(シュウ)



岩川=1983年7月26日、高知県出身の38歳。姫路木下ジム所属。戦績:16戦10勝(3KO)5敗1分。

鈴木=1992年5月12日、千葉県出身の29歳。シュウジム所属。戦績:15戦10勝(1KO)4敗1分。


1年1ヵ月ぶりの再戦!

今回も終盤勝負?


 岩川は2018年7月に池山直(フュチュール)から王座を奪い、ノンタイトル戦を挟んで昨年9月に初防衛戦に臨んだ。そのときの相手が鈴木だった。神戸で行われた試合は接戦になり、96対94、97対93で二者が岩川、もうひとりは逆に97対93で鈴木を支持するというスプリット・デシジョンで王者が防衛を果たしている。ジャッジ三者の見解が一致したラウンドがわずか三つしかなかったことでも分かるように、優劣の見極めが難しい試合だった。最後の2ラウンドをものにした岩川がわずかに抜け出した印象だった。それから1年1ヵ月、ふたりは同じ立場で直接の再戦に臨む。

岩川は構えを頻繁に左右に変えるスイッチヒッターで、相手が入ってきたところを迎え撃つことが多い。鈴木はガードを高めにした構えから果敢にアタックしていく好戦派で、左右のフックが多い。

 互いに手の内を知っているだけに、今回も競った試合になりそうだ。岩川は初戦よりも明確なクリーンヒットが欲しいところ。同じことは挑戦者の鈴木にもいえる。こちらは前回以上の攻勢を印象づける必要があるだろう。初戦同様、今回も終盤勝負になりそうだ。(原功)

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