[見どころ!]橋詰将義 vs.古谷昭男
2月28日(月)後楽園ホール
東洋太平洋&WBOアジアパシフィック スーパーフライ級王座決定戦
橋詰将義(角海老宝石)
vs.
古谷昭男(六島)
橋詰=1993年11月28日、大阪府出身の28歳。左ボクサーファイター型。戦績:20戦18勝(11KO)2分。
古谷=1998年1月19日、大阪府出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:13戦9勝(3KO)4敗。
2度目の挑戦にかける橋詰
対するかIBF14位の古谷
福永亮次(角海老宝石)が返上して空位になっている地域2冠王座を、福永と同門の橋詰とIBF14位にランクされる古谷が争う。接戦が予想される。
橋詰はアマチュアで46戦36勝10敗の戦績を残したあと、2013年9月に井岡ジムからプロデビューした。翌年の全日本新人王を獲得するなど順調な歩みをみせ、2015年から2017年にかけてタイ人ボクサーを相手に5連続KO勝ちを収めたこともある。2018年12月、満を持して当時の日本王者、奥田貴之(グリーンツダ)に挑んだが、三者三様のドローで戴冠を逃した。その後、角海老宝石ジムに移籍し、昨年7月に全日本新人王決定戦以来となる後楽園ホールのリングで8回TKO勝ちを収めている。大阪時代には井岡一翔(現志成)の世界戦の前座を数多く務めてきたため大舞台の雰囲気には慣れているはずだ。
古谷は2015年8月に17歳でプロデビューしたが、最初の8戦は4勝(1KO)4敗と目立つ存在ではなかった。しかし、直近の5試合ではすべて勝者コールを受けている。特に2020年12月には元日本王者の奥本に小差の8回判定勝ちを収め、入れ替わりにIBFで世界ランク入りを果たした。現在も14位をキープしている。橋詰が引き分けてから2年後とはいえ奥本に勝ったことで自信は増しているはずだ。
距離をキープしながら右ジャブを放って主導権掌握を狙いたいサウスポーの橋詰に対し、古谷はプレッシャーをかけながら接近戦を仕掛けるものと思われる。前半から橋詰が快調に飛ばす可能性がある一方、古谷が執拗なボクシングで混戦に巻き込む可能性もある。(原功)
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