[見どころ!]越川孝紀 vs.川崎真琴

4月2日(土)後楽園ホール

日本スーパーウェルター級王座決定戦

1位・越川孝紀(一力)
vs.
2位・川崎真琴(RK蒲田)   

越川=1990年11月24日、千葉県出身の31歳。右ボクサーファイター型。戦績:12戦9勝(6KO)3敗。

川崎=1984年5月13日、広島県出身の37歳。右ボクサーファイター型。戦績:21戦12勝(2KO)8敗1分。

背水の越川と川崎
両選手に戴冠の好機 

 松永宏信(横浜光)が返上して空位になった王座を1位の越川と2位の川崎が争う。越川は2度目、川崎は暫定王座の決定戦を含めれば3度目の国内王座挑戦となる。

 越川はアマチュアで71戦46勝(23KO)25敗の戦績を残し、2014年3月にプロに転向した。2018年7月に千葉県の習志野高校の先輩、元日本ウェルター級暫定王者の坂本大輔(角海老宝石)に勝ってランク入り。翌年11月には松永の持つ王座に挑戦したが、4回TKOで跳ね返された。昨年7月にはWBOアジアパシフィック王者の野中悠樹(渥美)に挑んだが、12回判定負けを喫した。直近の2試合ではサウスポーを相手に結果を出せていないが、そんな折りに舞い込んだ3度目の挑戦だけに、この幸運を生かしたいところだ。

 挑戦者の川崎は28歳になる直前の2012年4月にプロデビューした。4回戦時代に松永に判定負けを喫するなど挫折を味わいながら這い上がり、2017年6月には日本ウェルター級暫定王座決定戦に出場したが、坂本大輔に10回判定で敗れた。2019年9月、今度は永野祐樹(帝拳)の持つ日本ウェルター級王座に挑んだが、2回TKO負けに終わっている。今年1月の再起戦を挟んで越川戦に臨む。

 3年ぶりに右構えの相手と対戦する越川は左ジャブを突いて右ストレートを狙うものと思われる。左が十分に機能すれば視界が大きく開けそうだ。川崎は左右に動きながら的を絞らせず、中間距離で得意の左右フックを当てたい。(原功)

東日本ボクシング協会

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