[見どころ!]吉野修一郎 vs.伊藤雅雪

4月9日(土)さいたまスーパーアリーナ

東洋太平洋&WBOアジアパシフィック ライト級タイトルマッチ

王者・吉野修一郎(三迫)
vs.
挑戦者・伊藤雅雪(横浜光)


勢いと攻撃力の吉野
受けの強さと経験の伊藤 


 2冠王者の吉野がともに2度目の防衛戦に臨む。相手は元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤。WBC15位、IBF13位、WBO5位にランクされている吉野が元王者を退けて大舞台に近づくのか、それとも伊藤が2階級制覇への足がかりをつかむのか。

 吉野は124戦104勝(55KO)20敗のアマチュア戦績を残して2015年12月にプロデビュー。6戦目に日本王座、11戦目には東洋太平洋王座とWBOアジアパシフィック王座を同時に獲得して3冠王者になった。日本王座は昨年8月のV7後に返上しており、現在はふたつの王座に君臨している。アマチュアで培った技術をベースにした右のボクサーファイター型で、左ジャブから繋ぐ右ストレートや左フックを得意としている。

 伊藤はWBCユース王座(ライト級)や東洋太平洋王座(スーパーフェザー級)を獲得後、2018年7月にアメリカから世界王座を持ち帰ったが、10ヵ月後に同じ地で行ったV2戦で敗れ無冠に戻った。その試合を含め直近の4戦は2勝(2KO)2敗という数字だ。ただ、昨年7月の細川バレンタイン(角海老宝石)戦では抜群の集中力を保って戦い会心の8回TKO勝ちを収めており、自信を取り戻しているものと思われる。攻防ともにバランスのとれた戦力を備えている。

 吉野が左ジャブで煽り、伊藤が応戦する展開が予想される。より攻撃的なのは吉野だが、隙も生まれやすい。そのリスクをどれだけ小さく抑えられるか。伊藤は相手の出方に合わせることなく先手をとって攻めて出たいが、王者のカウンターには注意が必要だ。

勢いと攻撃力では吉野、受けの強さと経験値では伊藤と総合力は五分と見ていいだろう。それだけに両陣営が練る戦術にも注目したい。(原功)

東日本ボクシング協会

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