[見どころ!]平岡アンディvs.赤岩俊

6月7日(火)さいたまスーパーアリーナ

日本スーパーライト級タイトルマッチ

王者・平岡アンディ(大橋)
vs
挑戦者・赤岩俊(マナベ)


平岡=1996年8月8日、神奈川県出身の25歳。左ボクサーファイター型。戦績:19戦全勝(14KO)。

赤岩=1992年12月14日、福岡県出身の29歳。右ボクサーファイター型。戦績:11戦7勝(5KO)3敗1分。


総合力で勝る平岡
先に仕掛けたい赤岩


 平岡は昨年10月にスーパーライト級のWBOアジアパシフィック王座と日本王座を同時に獲得し、今年2月には10回TKO勝ちで両王座の初防衛を果たした。今回の試合には日本王座だけがかけられる。

 平岡は180センチの懐深い長身サウスポーで、スピードがある。74パーセント近いKO率が示すように左ストレートを中心にパンチ力もある。さらにアメリカでの2勝を含め5連続KOと勢いを増している印象だ。すでにIBF8位、WBO14位にランクされており、このまま成長を続けていけば2~3年後には世界の舞台で活躍する姿が見られる可能性を秘めた選手といえる。

 一方の赤岩は今回が初の10回戦、初の王座挑戦となる。平岡が11回TKOで下した佐々木尽(八王子中屋)に1回KO負け(2020年8月)を喫するなど挫折もあったが、このところ2連続KO勝ちを収めている。今年3月の初8回戦で6回TKO勝ちを飾り日本ランクに入ってきたばかりだ。ガードを高めに置いた構えから右ストレート、返しの左フックを狙ってくることが多い。

 経験値を含めた総合的な戦力で大きく勝る平岡が有利であることは間違いないところ。早い段階でスピードと右ジャブで主導権を握るようだと左ストレートを狙い撃ちしてきそうだ。赤岩は先に仕掛けて王者を慌てさせ、右ストレートから相手の肩越しの左フックを狙いたい。(原功)

東日本ボクシング協会

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