[見どころ]鈴木菜々江 vs.黒木優子
9月1日(木)後楽園ホール
WBO女子世界アトム級タイトルマッチ
王者・鈴木菜々江(シュウ)
vs.
挑戦者・黒木優子(YuKO)
鈴木=1992年5月12日、千葉県出身の30歳。戦績:16戦11勝(1KO)4敗1分。
黒木=1991年3月28日、福岡県出身の31歳。戦績:28戦19勝(9KO)7敗2分。
接近戦狙いの王者と離れたい黒木
序盤から距離を巡る攻防か
今年2月、岩川美花(姫路木下)との1年5ヵ月ぶりの直接再戦を制して戴冠を果たした鈴木が、9度の世界戦を経験している元WBC女子世界ミニマム級王者の黒木を迎えて初防衛戦に臨む。
鈴木は徹底して前に出て左右フックを顔面とボディに打ち分けるファイター型で、スタミナもある。世界王座をかけた岩川との初戦は1対2の判定負けだったが、再戦では2対1の小差判定で勝利を握っている。ベルトを獲得したことで自信を増しているはずだ。
黒木は2008年12月にプロデビューしたキャリア14年のベテランで、2014年から2017年までにWBC女子ミニマム級王座を5度防衛した実績を持っている。サウスポーのボクサー型で、5月の前哨戦で6年ぶりのKO勝ちを収めており、2階級制覇に向けて士気は高いものと思われる。
前に出ながら接近戦を仕掛けたい鈴木と、動きながらスペースを保って戦いたい黒木。序盤から距離を巡る激しい攻防が見られそうだ。(原功)
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