[見どころ!]井上岳志 vs.丸木凌介

11月5日(土) 後楽園ホール

東洋太平洋、WBOアジアパシフィック スーパーウェルター級王座決定戦

井上岳志(ワールドスポーツ) 
vs.
天熊丸木凌介(天熊丸木)

井上=1989年12月1日、東京都出身の32歳。右ファイター型。戦績:21戦18勝(10KO)2敗1分。

丸木=1991年3月29日、愛知県出身の31歳。右ボクサーファイター型。戦績:27戦18勝(13KO)7敗2分。


実績と攻撃力で勝る井上
打撃戦は必至


 井上は8年のプロ生活で21試合を経験しているが、そのなかにはアメリカでの世界挑戦やオーストラリアでの世界ランカー対決などが含まれている。日本王座、東洋太平洋王座、WBOアジアパシフィック王座を獲得した実績も持っており中身は濃い。現在はIBFで世界13位、WBOで15位にランクされている。

 2010年12月にプロデビューした丸木はWBCユース王座を獲得したことはあるものの、今年7月の試合(10回引き分け)を含め日本王座には4度挑んで3敗1分という結果に終わっている。今回、井上に勝てば一気に2冠王者になるだけでなく世界ランク入りにも近づくためモチベーションは高いものがあるはずだ。ただ、井上はそう簡単に乗り越えられる相手ではない。

 ハイメ・ムンギア(メキシコ)、ティム・チュー(オーストラリア)といった世界トップのハードパンチャーの強打にも耐えた井上は積極的なボクシングをする好戦型で、今回も自分から距離を潰しにかかるものと思われる。丸木も中間距離での戦いには慣れているため、序盤から打撃戦になる可能性が高そうだ。井上有利は揺るがないが、丸木も攻撃力があるだけに予断は禁物だ。(原功)

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