[見どころ!]竹迫司登 vs.ユ・ギュンモ

11月5日(土) 後楽園ホール

東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ

王者・竹迫司登(ワールドスポーツ)
vs.
挑戦者ユ・ギュンモ(韓国)

竹迫=1991年7月15日、大阪府出身の31歳。右ボクサーファイター型。戦績:15戦14勝(13KO)1分。

ユ =1987年3月5日、韓国出身の35歳。戦績:18戦8勝(1KO)7敗3分。


前戦から2ヵ月
竹迫の強打が火を噴くか


 2020年1月に竹迫が獲得した東洋太平洋ミドル級王座の初防衛戦。初来日のユを相手に豪快なKO防衛が期待される。

 竹迫はアマチュアを経て2015年7月にプロデビューし、8連続KO勝ちで日本王者になった(2018年3月)。V2戦で10回引き分けに終わり連勝と連続KOは10で止まったが、その後は4連勝(3KO)と勢いを取り戻している。現王座を獲得した試合では12回をフルに戦いきっており、経験値も確実に上がっている。その後、コロナ禍のなか自身の負傷もあって試合間隔が空きがちだったが、今回は9月3日(3回TKO勝ち)から2ヵ月という短いスパンでの試合となる。

 ユは2007年1月にプロデビューしたが、いきなり4連敗を喫するなど散々だった。9戦した時点の戦績は1勝5敗3分だった。しかし、そこから盛り返し韓国ウェルター級王座を獲得した2018年4月以降に限ってみれば9戦7勝(1KO)2敗の戦績を残している。この2敗は韓国ミドル級王座に挑んだ際のものだが、いずれも接戦だった。

 ユの実力に関しては未知だが、脅威と感じさせるデータは見当たらない。最初は竹迫もプレッシャーをかけながら様子を見るだろうが、徐々に攻撃のレベルを上げていくものと思われる。早い段階で竹迫が相手の動きを見切り、追い込むような展開に持ち込めれば豪快なKO防衛が見られそうだ。(原功)

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