[見どころ!]川浦龍生 vs.橋詰将義

2月14日(火)後楽園ホール

日本スーパーフライ級王座決定戦

1位・川浦龍生(三迫)
vs.
3位・橋詰将義(角海老宝石)


川浦=1994年3月30日、徳島県出身の28歳。左ボクサーファイター型。戦績:10戦9勝(6KO)1敗。

橋詰=1993年11月28日、大阪府出身の29歳。左ボクサーファイター型。戦績:22戦19勝(11KO)1敗2分。


総合力は互角
サウスポー対決は終盤勝負か


 中川健太(三迫)が返上して空位になった王座の決定戦。当初、昨年12月に川浦と高山涼深(ワタナベ)がベルトを争う予定だったが、高山が負傷したため日程を2ヵ月延ばし、相手を橋詰に変更して挙行されることになった。

 川浦はアマチュアで52戦(38勝14敗)を経験後に22歳で川島ジムからプロデビュー。順調に9連勝を収めたが、2021年12月に世界挑戦経験者の久高寛之(仲里)に小差の8回判定負けを喫した。

それを機に三迫ジムに移籍し、今回の日本王座決定戦に臨む。これが再起戦であると同時に初の10回戦となる。

 橋詰はアマチュアで48戦(36勝10敗)の戦績を残し、19歳で井岡ジムからプロデビューした。2018年12月の日本王座挑戦は引き分けに終わったが、角海老宝石ジムに移籍後の2022年2月には空位の東洋太平洋王座とWBOアジアパシフィック王座を同時に獲得。

一時は世界15傑内に入ったが、4ヵ月後に元世界3階級制覇王者の田中恒成(畑中)と対戦して5回TKOで敗れた。これがプロ転向後ただひとつの敗北で、こちらも今回が再起戦となる。

 同学年のふたりはアマチュア出身のサウスポーで、直近の試合でプロ初黒星を喫している点など共通点が多い。総合力も互角と見ていいだろう。川浦はスピードを生かしてポイントを重ね、未知のラウンドとなる9、10回をしのぎたい。橋詰は多彩なパンチで中盤から終盤に抜け出したいところ。終盤勝負の接戦となる可能性が高い。(原功)

東日本ボクシング協会

東日本ボクシング協会公式ホームページです。