[見どころ!]アオキ・クリスチャーノ vs. 藤田炎村
4月26日(水)後楽園ホール
日本スーパーライト級王座決定戦
1位アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)
vs
2位・藤田炎村 (三迫)
アオキ=1988年12月25日、静岡県出身の34歳。右ボクサーファイター型。戦績:27戦16勝(11KO)9敗2分。
藤田=1994年12月26日、愛知県出身の28歳。右ファイター型。戦績:10戦9勝(7KO)1敗。
右に威力のアオキ スイッチヒッターの藤田
KOで決着か
平岡アンディ(大橋)が返上して空位になった日本スーパーライト級王座を1位のアオキと2位の藤田が争う。第46代日本王者になるのは――。
アオキは2006年10月にプロデビューしたベテランで、新人時代の3年のブランクを含めて17年のキャリアを誇る。27戦16勝(11KO)9敗2分のレコードが物語るように歩みは順風満帆というわけではなく、過去に2度の王座挑戦を試みたものの目的は達成できないまま現在に至る。今回は、昨年2月に平岡の持つ日本&WBOアジアパシフィック王座に挑戦して10回TKO負けを喫して以来の再起戦でもある。KO率は約41パーセントと特筆するほどの高さではないが、右ストレートには威力がある。
藤田はアマチュアを経て2018年11月に名古屋大橋ジムからプロデビュー。5連続KO勝ちで新人王の西軍代表になったが、全日本新人王決定戦では逆転TKO負けで涙をのんだ。それを機に三迫ジムに移籍し、4連勝(2KO)をマーク。直近の試合では初回に2度のダウンを喫したが諦めずに戦い逆転の4回TKO勝ちを収めている。構えを左右にチェンジするスイッチヒッターで、中近距離で放つ左右フック、アッパーは破壊力がある。
ともにパンチ力に自信を持っているとあって早い時点で打撃戦に突入しそうだ。アオキの右が炸裂するのか、それとも藤田の左右フック、アッパーが命中するのか。KO決着の可能性が極めて高いカードだ。(原功)
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