[見どころ!]高田勇仁 vs.長谷部守里

4月26日(水)後楽園ホール
日本ミニマム級王座決定戦
1位・高田勇仁(ライオンズ)
vs.
2位・長谷部守里(三迫)


高田=1998年6月10日、埼玉県出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:21戦10勝(5KO)8敗3分。

長谷部=1995年11月7日、埼玉県出身の27歳。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:15戦9勝(3KO)6敗。


パンチに自信深めた高田
7年前に勝利の長谷部
接戦か――。

 重岡優大(ワタナベ)が返上して空位になっている日本ミニマム級王座を1位の高田と2位の長谷部が争う。当初、高田は2月に小浦翼(E&Jカシアス)と王座決定戦を行う予定だったが、小浦が前日計量の際に体調不良を訴えて棄権。そのためカードを変更し、試合日も延ばしにして今回の決定戦が行われることになった。

 高田は2015年8月に4回判定勝ちでプロデビューした。2019年11月から2021年11月までの2年間、6試合も勝利から見放された時期(4敗2分)を経て、国内のトップ戦線に浮上してきた。特に直近の2戦で、過去1勝1敗だった伊佐春輔(川崎新田)に41秒TKO勝ち、日本4位の森且貴(大橋)を左アッパーで沈めるなど派手な勝ち方をして勢いづいている。リズムをとりながら左ジャブ、右ストレート、アッパーに繋げる攻撃パターンを持っている。

 長谷部は2014年2月にプロデビューし、5戦した時点では2勝3敗と負け越していたが、そんな低迷期を乗り越えて上位に進出してきた。高田同様、今回が初10回戦となるが、直近の試合では6回KO勝ちを収めており、舞い込んできた王座決定戦に高いモチベーションを持ってリングに上がるものと思われる。4回戦時代(2016年4月)とはいえ高田に4回TKO勝ちを収めており、十分な自信もあるはずだ。

 連続KO勝ちで勢いに乗る高田、手数で勝負する長谷部。序盤から小気味いい攻防が展開されそうだ。(原功)

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