[見どころ!]永田丈晶 vs.飯村樹輝弥

7月1日(土)後楽園ホール

日本フライ級タイトルマッチ

王者・永田丈晶(協栄)
vs.
同級6位・飯村樹輝弥(角海老宝石)

永田=1997年12月11日、熊本県出身の25歳。左ファイター型。戦績:5戦全勝。

飯村=1998年1月7日、東京都出身の25歳。右ボクサーファイター型。戦績:4戦3勝(1KO)1敗。

初防衛狙う永田
5戦目の戴冠目論む飯村
終盤勝負の接戦か

 今年4月、プロ転向から2年足らず、わずか5戦目で日本フライ級王座を獲得した永田の初防衛戦。アマチュア時代に何度も対戦経験のある同学年の飯村の挑戦を受ける。こちらも5戦目での戴冠を狙う。

 永田はアマチュアで58戦38勝(4KO)20敗の戦績を残し、2021年6月にプロデビュー。4連続判定勝ち後、王座決定戦で山内涼太(角海老宝石)に競り勝ってベルトを手に入れた。山内は1年前に世界王座に挑んだ経験を持つ実力者だけに価値のある勝利だった。その山内戦では執拗に接近戦を仕掛け、手数でポイントをピックアップしていくという戦いぶりだった。初の10回戦だったが、スタミナも問題なかった。

 飯村は日大のキャプテンを務めるなどアマチュアで81戦68勝13敗の戦績を残し、2021年1月にプロ転向を果たした。3連勝後の昨年10月、当時フィリピン3位にランクされていたエスネス・ドミンゴに3度のダウンを奪われて6回TKO負け。これが王座初挑戦であるとともに8ヵ月半ぶりの再起戦でもある。動きながらワンツーやカウンターを狙う右ボクサーファイター型で、今回が初の10回戦となる。

 サウスポーの永田が前に出ながら手数で押し、飯村が立ち位置を変えながら応戦する展開になりそうだ。アマチュア時代とはいえ何度も拳を交えており互いに相手の手の内は知っているはず。直近の試合をベースに考えると永田有利の予想が成り立つが、終盤勝負の接戦になりそうだ。(原功)

東日本ボクシング協会

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