[見どころ!]高田勇仁 vs.仲島辰郎

7月8日(土)八王子 エスフォルタアリーナ八王子

日本ミニマム級タイトルマッチ

王者・高田勇仁(ライオンズ)

vs.

挑戦者同級1位・仲島辰郎(平仲BS)

高田=1998年6月10日、埼玉県出身の25歳。右ボクサーファイター型。戦績:22戦11勝(6KO)8敗3分。

仲島=1994年8月6日、沖縄県出身の28歳。右ボクサー型。戦績:16戦11勝(7KO)4敗1分。


7年ぶりの再戦

競った展開のまま終盤勝負か


 4月の王座決定戦を制して戴冠を果たした高田が、1位にランクされる指名挑戦者の仲島を相手に初防衛戦に臨む。両者は2016年8月に対戦して仲島が3回TKO勝ちを収めている。7年ぶりの再戦は日本王座をかけた試合となる。高田が雪辱を果たしてベルトを守るのか、それとも4度目の挑戦となる仲島が悲願の王座獲得を成し遂げるのか。

 2015年8月にプロデビューした高田は一時期、6試合(2019年11月~2021年11月)も勝利から遠ざかったことがあるが、昨年7月以降は3連続TKO勝ちと絶好調だ。4月には日本王座を獲得して自信を増しているものと思われる。加えて初防衛戦の相手が仲島ということで、モチベーションも高いはずだ。

 高田とは対照的に仲島は2015年11月のデビューから引き分けを挟んで7連勝を収めるなど順調な船出だった。9戦目で石澤開(MT)に敗れたものの、再起して4連勝をマーク。2年前、勢いを駆って谷口将隆(ワタナベ)の持つ日本ミニマム級王座に挑んだが5回TKOで敗れた。昨年は3月に重岡銀次朗(ワタナベ)、11月に重岡優大(ワタナベ)と続けて日本王座決定戦を行ったが、10回判定、3回KOで敗退。このところ3連敗と結果が出せていないが、3試合とものちの世界王者が相手だった点を考慮する必要があるだろう。

 左ジャブで切り込んで右ストレート、アッパーに繋げる攻撃パターンを持つ高田と、左右フックやアッパーで迎え撃つことが多いボクサー型の仲島。序盤から競った展開が予想される。勝負は終盤か。(原功)

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