[見どころ!]藤田炎村 vs.小野俊人
8月8日(火)後楽園ホール
日本スーパーライト級タイトルマッチ
王者・藤田炎村(三迫)
vs
挑戦者1位・小野俊人(石川ジム立川)
藤田=1994年12月26日、愛知県出身の28歳。右ファイター型。戦績:11戦10勝(8KO)1敗。
小野=1996年4月29日、東京都出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:18戦12勝(11KO)4敗2分。
KO率73% vs 61%
序盤からスリリングな展開か
今年4月、アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)を2回KOで下して空位の日本スーパーライト級王座を獲得した藤田の初防衛戦。藤田は約73パーセントと高いKO率を残しているが、挑戦者の小野もKO率61パーセント超とパワーでは引けを取らない。KO決着必至のカードだ。
藤田はアマチュアを経て名古屋のジムからプロデビュー。全日本新人王決定戦で敗れたのを機に三迫ジムに移籍した。以後、4月の戴冠試合を含め5連勝(3KO)と好調を維持している。アオキを倒した右を中心に中近距離で打ち込む左右フックやアッパーはパワフルで、構えを左右に変えるスイッチヒッターでもある。
小野は8年前にプロデビューし、途中で4試合も勝利から遠ざかった時期もあったが、最近は4連勝(3KO)と調子を上げてきている。
今年3月の直近の試合では元日本、東洋太平洋王者の麻生興一(三迫)に競り勝っており、連続KOは3で途絶えたものの自信を増しているはずだ。179センチの長身から放つロングフックには破壊力がある。
ともに攻撃力に自信を持っているだけに序盤からスリルに富んだ攻防が見られそうだ。3ヵ月半前にアオキを右一発で沈めている藤田に分があるカードだが、小野のパワーも侮れない。(原功)
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