[見どころ!]松本圭佑 vs.リドワン・オイコラ

8月30日(水)後楽園ホール

日本フェザー級タイトルマッチ

王者・松本圭佑(大橋)
vs
同級1位リドワン・オイコラ(平仲)

松本=1999年7月17日、神奈川県出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:8戦全勝(7KO)。

オイコラ=1997年5月5日、ナイジェリア出身の26歳。右ボクサー型。戦績:15戦11勝(6KO)1敗2分1無効試合。


序盤からスピーディーな攻防か
ジャブの差し合いに注目

 今年4月、佐川遼(三迫)に大差の10回判定勝ちを収めて日本フェザー級王者になった松本が、「スコーピオン(サソリ)」というニックネームを持つナイジェリア出身のオイコラを相手に初防衛戦に臨む。

 松本は高校、大学で95戦(80勝30KO15敗)のアマチュア戦績を残し、3年前にプロデビュー。緊張からか初陣ではダウンを喫したが、その試合を含めて7連続KO勝ちで佐川戦にこぎ着けた。その佐川戦では初めてフルに10ラウンドを戦い抜き、経験値も大きくアップさせた。トレーナーでもある父親の松本好二氏と親子で日本王者になったが、目標は父親が果たせなかった世界王座獲得だ。

 オイコラは2017年12月に自国でプロデビュー。7戦目に8回判定負けを喫したが、それが唯一の黒星だ。2022年9月から平仲ジム所属として活動拠点を日本に移した。今年5月、札幌の試合で対戦相手がプロライセンスを持たない人物だったことが判明したため結果が1回KO勝ちから無効試合に変更されたが、今回の挑戦には影響がなかった。カウンターが得意のボクサー型で、スピードもある。

 ともにスピードとカウンターが主武器とあって初回から緊迫した探り合いが見られそうだ。まずは左ジャブの差し合いが注目されるが、ここで松本が勝るようだと右ストレートから左フックへの連携がスムーズになるものと思われる。ただ、オイコラのスピードに戸惑うようだと苦戦も考えられる。(原功)

東日本ボクシング協会

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