[見どころ!]高山涼深 vs.村地翼
9月22日(金)後楽園ホール
日本スーパーフライ級タイトルマッチ
王者・高山涼深(ワタナベ)
vs
挑戦者・村地翼(駿河男児)
高山=1996年10月17日、東京都出身の26歳。左ボクサーファイター型。戦績:6戦全勝(5KO)。
村地=1997年1月14日、兵庫県出身の26歳。右ボクサーファイター型。戦績:12戦10勝(3KO)1敗1分。
切り札を持つ王者
サウスポーと初対戦の村地
今年6月、川浦龍生(三迫)との王座決定戦で4回TKO勝ちを収めて戴冠を果たした高山の初防衛戦。挑戦者の村地は前WBOアジアパシフィック王者で、このところ引き分けを挟んで6連勝と地力を上げてきている。
高山はアマチュアで51戦(35勝16敗)を経験後、22歳でプロデビュー。3戦目に日本ユース王座を獲得し、2年前には千葉開(横浜光)とのランカー対決を制して上位に進出。自身の負傷でブランクをつくったが、今年6月にベルトを獲得した。サウスポーのパンチャー型で、左ストレートはタイミングがよく伸びもある。現在、WBCで22位にランクされている。
村地はアマチュアで32戦(16勝16敗)したあと5年前に21歳でプロに転向。5戦目にWBOアジアパシフィック王座決定戦に出場したが、世界挑戦経験者のフロイラン・サルダール(フィリピン)に8回TKOで敗れた。これが唯一の黒星だ。昨年10月、空位になっていたWBOアジアパシフィック王座を獲得したが、防衛することなく返上した。左ジャブで距離を測りながら右ストレートに繋げるタイプといえる。
左ストレートという切り札を持つ高山に対し、サウスポーとの対戦がプロでは初となる村地。展開や勝敗を占ううえで、その点が大きなカギになりそうだ。挑戦者が距離の測定やタイミングに十分な反応ができないようだと高山の左が早々と炸裂する可能性も出てくる。一方、村地がしっかりと対応できて右を合わせることができれば勝機は広がりそうだ。(原功)
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