[見どころ!]パンヤ・プラダブスリ vs.重岡優大
10月7日(土)大田区総合体育館
WBC世界ミニマム級団体内王座統一戦
王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)
vs
暫定王者・重岡優大(ワタナベ)
パンヤ=1991年2月21日、タイ出身の32歳。右ボクサーファイター型。戦績:41戦40勝(24KO)1敗。
重岡優大=1997年4月16日、熊本県出身の26歳。左ファイター型。戦績:7戦全勝(5KO)。
攻撃力で勝る重岡優大が圧倒か
カギはボディブロー
本来ならば両者は4月に対戦するはずだったが、王者のパンヤがインフルエンザに罹患。重岡はウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)に相手を変えて暫定王座決定戦を行い、7回KO勝ちで戴冠を果たした。こうした流れのなか団体内の王座統一戦が挙行される。
パンヤは2020年11月、6年間に12度の防衛を記録していたワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に勝って王座を獲得。これが5度目の防衛戦となる。右のボクサーファイター型で、ワンツーと左フックを顔面とボディに打ち分け、近距離では右アッパーを突き上げることが多い。戦力面のバランスはとれているが、被弾が少ないタイプではない。
重岡はアマチュアで91戦(81勝21KO10敗)を経験後、2019年10月にプロ転向を果たした。地域王座を獲得しながら世界のトップ戦線に進出し、半年前に世界の頂に到達した。プレッシャーをかけながら強打を振り抜く攻撃型サウスポーで、3連続KO勝ちと勢いがある。
パンヤの右カウンターやアッパーには注意が必要だが、重岡が序盤から積極的に仕掛けて攻め落としてしまう可能性が高そうだ。左右のボディブローがカギになるかもしれない。(原功)
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