[見どころ!]竹迫司登 vs.マ・ウヒョン

10月7日(土)後楽園ホール

東洋太平洋ミドル級王座決定戦

3位・竹迫司(ワールドスポーツ)

vs

10位マ・ウヒョン(韓国)

竹迫=1991年7月15日、大阪府出身の32歳。右ボクサーファイター型。戦績:17戦15勝(14KO)1敗1分。

マ =1996年5月27日、韓国出身の27歳。右ファイター型。戦績:8戦6勝(3KO)1敗1分。

再出発の竹迫が韓国王者と対戦

王座を取り戻せるか

 今年4月、竹迫は韓国でWBOインターナショナル王者のメイリム・ヌルスルタノフ(カザフスタン)との世界ランカー対決に臨んだが、8回TKO負けを喫した。株を落とすような内容ではなかったが、結果として再出発を強いられることになった。かつて保持していた東洋太平洋王座を取り戻すことができるか。

 竹迫はアマチュアを経て2015年7月14日、24歳の誕生日の前日に2回TKO勝ちでプロデビュー。2年半後の2018年3月には8連続KO勝ちで日本王者になった。2020年1月には東洋太平洋王座も獲得して世界に近づいたが、ヌルスルタノフに敗れたことで一時停止となっている。現在はWBC18位にランクされている。17戦のうち12試合が3ラウンド以内のKO勝ちというデータがある一方、12ラウンドをフルに戦い切ったこともあり、また先の韓国遠征で経験値は上がっている。

 マは2019年12月のプロデビューこそ1回35秒KO負けだったが、その後は引き分けを挟んで6連勝と実力と調子を上げている。

昨年8月には韓国王座を獲得し、3ヵ月後には初防衛にも成功。飛び込みながら左右フックを強振することが多い好戦的な選手で、アッパーもある。竹迫と比べるとKO率では劣るが、数字以上にパンチ力はありそうだ。

 ともに攻撃重視のタイプということもあり前半からスリリングな攻防が見られそうだ。総合力で勝る竹迫が圧倒的有利であることは間違いないが、思い切り振り抜くマの左右には注意したい。(原功)

東日本ボクシング協会

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