[見どころ!]岩川美花 vs.山中菫

1月12日(金)後楽園ホール

IBF女子世界アトム級タイトルマッチ

王者・岩川美花(姫路木下)
vs.
挑戦者・山中菫(真正)

岩川=1983年7月26日、高知県出身の40歳。戦績:19戦12勝(4KO)6敗1分。

山中=2001年11月20日、大阪府出身の22歳。戦績:7戦全勝(3KO)。

経験値高い王者か
若く勢いのある挑戦者か

 2度の戴冠を果たしている岩川が、18歳若い22歳の山中を迎えて初防衛戦に臨む。挫折を乗り越えながら現在の地位にいる岩川と、元世界王者の兄(山中竜也)を持つ山中。ベテランと新鋭の対決だ。

 岩川は2018年にアトム級のWBO王座を獲得したが、2度目の防衛戦で敗れ無冠に。約半年後の2022年9月、宮尾綾香(ワタナベ)に競り勝って現在の王座を獲得した。ノンタイトル戦を挟み、これが初防衛戦となる。構えを左右に変えるスイッチヒッターで、世界戦は6度目となる。 

 山中はアマチュア(4戦2勝2敗)を経て2020年12月にプロデビューし、2022年9月にWBO女子アジアパシフィック アトム級王座を獲得。その前の試合、戴冠試合と初防衛戦を含め3連続KO勝ちと勢いがある。

 経験値の高い岩川が構えを左右にスイッチしながら新鋭を翻弄するのか、それとも若い小柄なサウスポーが勢いのまま突っ走り兄妹世界王者になるのか。まずは前半の主導権争いに注目したい。(原功)

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