[見どころ!]中嶋一輝 vs.中川麦茶

2月22日(木)後楽園ホール

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦

中嶋一輝(大橋)

vs.

中川麦茶(一力)

中嶋=1993年5月28日、奈良県出身の30歳。左ボクサーファイター型。戦績:17戦14勝(12KO)2敗1分。

中川=1988年12月29日、滋賀県出身の35歳。本名:武田勇太。右ボクサーファイター型。戦績:40戦28勝(18KO)9敗3分。

3度目の王座獲得狙う中嶋
35歳で初戴冠狙う中川


 武居由樹(大橋)が返上して空位になった王座を元OPBF東洋太平洋バンタム級、前WBOアジアパシフィック スーパーバンタム級王者の中嶋と、初の戴冠を狙う中川が争う。

 中嶋はアマチュアで87戦72勝(30KO)15敗の戦績を残し、2017年6月に24歳でプロデビュー。引き分けを挟み10連勝でOPBF東洋太平洋バンタム級王座を獲得したが、5ヵ月後の初防衛戦で栗原慶太(一力)に3回TKOで敗れた。スーパーバンタム級に上げたあと昨年2月にはWBOアジアパシフィック王座を手に入れたが、これも4ヵ月後の初防衛戦で失っている。このときの相手は元世界王者のTJドヘニー(アイルランド)だった。今回が再起戦でもある。

 中川は2009年2月にプロデビューした15年選手で、すでに40戦のキャリアがある。2019年1月には日本スーパーバンタム級王座決定戦に出場したが、このときは田村亮一(JBスポーツ)に大差の判定で敗れている。その試合を含め引き分けを挟んで4連敗するなどスランプを経験したが、以後は5戦4勝(4KO)1分と好調だ。

 実績に加え総合力ではサウスポーの中嶋が勝ると思われるが、やはり直近のドヘニー戦で2度のダウンを喫して敗れている点が気になる。中川はのらりくらりと動いて相手に的を絞らせず、中嶋を焦らす展開に持ち込んで主導権を握りたい。そのうえで瞬時に攻撃に転じれば勝機は広がるはずだ。(原功)

東日本ボクシング協会

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