[見どころ!]坂晃典 vs.波田大和

6月1日(土)後楽園ホール
東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者・坂晃典(仲里)
vs.
挑戦者・波田大和(帝拳)

坂 =1992年2月11日、大阪府出身の32歳。右ファイター型。戦績:30戦23勝(20KO)7敗。

波田=1997年1月18日、埼玉県出身の27歳。左ボクサーファイター型。戦績:16戦14勝(13KO)2敗。

スリリングな攻防戦!

激戦必至のKO決着か


 今年2月、鯉渕健(横浜光)に5回TKO勝ちを収めて空位の東洋太平洋王座を獲得した坂の初防衛戦。67パーセントのKO率を残している王者に対し挑戦者の波田は81パーセントと、両者ともパンチ力に自信を持っているだけにKO決着が濃厚だ。

 坂は2017年に日本フェザー級王座、2019年にはスーパーフェザー級王座も獲得した実績を持っている。この間、スーパーフェザー級のWBOアジアパシフィック王座と東洋太平洋王座決定戦に出場したが、いずれも前半でTKO負けを喫した。こうしたなかで獲得した現王座だけに、そう簡単に手放すわけにはいかない。

 一方の波田はアマチュアを経て2015年10月にプロデビュー。4戦目に4回TKO負けを喫したが、その後は7連続KO(TKO)勝ちを含む9連勝を収めて日本ランク入りを果たした。のちに坂を破って日本王者になる原優奈(真正)に僅差の8回判定負けを喫したものの再起2連続KO(TKO)勝ちで今回の挑戦に繋げた。

 KO率が示すとおり両者とも攻撃力があるだけにスリリングな試合になりそうだ。距離を詰めて乱打戦に引きずり込みたい坂に対し、サウスポーの波田は中間距離でタイミングを計りながら飛び込みたいところ。序盤のKO決着も十分に考えられるだけに瞬きは厳禁だ。(原功)

東日本ボクシング協会

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