[見どころ!]高田勇仁 vs.金谷勇利
7月12日(金)後楽園ホール
日本ミニマム級タイトルマッチ
王者・高田勇仁(ライオンズ)
vs.
挑戦者・金谷勇利(金子)
高田=1998年6月10日、埼玉県出身の26歳。右ボクサーファイター型。戦績:25戦14勝(6KO)8敗3分
金谷=1996年9月7日、福岡県出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:7戦5勝(1KO)2敗
6連勝中の王者 vs.再起戦の挑戦者
打撃戦に突入か
2022年以降、6連勝(3KO)と好調を維持している日本ミニマム級王者の高田が、金谷を迎えて4度目の防衛戦に臨む。挫折を糧にWBA2位、WBC11位、IBF15位まで上がってきた高田が地位と王座を守るのか、それとも豊富なアマチュア経験を持つ金谷がプロ8戦目で日本一の座をつかむのか。
高田は2019年から2021年にかけて6試合(4敗2分)も勝利から遠ざかるなど苦しい時期があったが、2022年以降は見違えるような快進撃を続けている。現在の王座は昨年4月に獲得したもので、その後はコンスタントに3度の防衛をこなしてきた。上体を振りながら踏み込み、右ストレートや左フックを打ち込む攻撃的なスタイルの選手だ。3度の防衛戦が判定決着だったため、欲を言えば戴冠試合以来のKO勝ちが欲しいところだ。
金谷はアマチュアで46戦29勝(5KO)17敗(※JBC発行の日本ボクシング年鑑)の戦績を残し、2021年10月にプロに転向した。4戦目に6回TKO負けを喫し、7戦目にWBOアジアパシフィック王座決定戦に出場したが3回TKOで敗れている。これが再起戦となる。こちらも右ストレート、左フックに自信を持つ好戦型だ。勝てば日本王座と世界ランクが手に入るだけに高いモチベーションを持ってリングに上がるものと思われる。
勢いと自信を増している高田に分があるが、挑戦者のパンチ力と意気込みには十分な注意が必要だろう。初回からスリリングな攻防が見られそうだ。(原功)
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