[見どころ!]高山涼深 vs.青山功
7月18日(木)後楽園ホール
日本スーパーフライ級タイトルマッチ
王者・高山涼深(ワタナベ)
vs.
挑戦者・青山功(セレス)
高山=1996年10月17日、東京都出身の27 歳。左ボクサーファイター型。戦績:8戦全勝(7KO)
青山=1989年5月2日、千葉県出身の35歳。右ボクサーファイター型。戦績:27戦14勝(4KO)12敗1分
世界を視野に入れる高山
雑草派の青山
昨年6月、王座決定戦を制して戴冠を果たした高山のV3戦。挑戦者の青山はプロ15年、28戦目にして初の王座挑戦となる。タイトル戦3連続KO勝ちと勢いを増している高山の有利は動かない。
高山はアマチュアで51戦(35勝10KO16敗)を経験後、2019年2月にプロに転向。3戦目にユース王座、そして6戦目に現在の王座を獲得した。ガードを比較的高めに置いた構えで圧力をかけ、好機に左ストレートを打ち抜くサウスポーのパンチャー型だ。WBA9位、WBC8位、IBF6位、WBO8位と主要4団体すべてで世界挑戦圏内にいるだけに、ここは力の差を見せつけておきたいところだ。
挑戦者の青山は戦績が示すとおりの雑草派で、直近の10戦をみても4勝(2KO)6敗と負けが先行している。挫折を乗り越えながらタイトル挑戦にこぎ着けたといえる。敗北は12あるが、KO(TKO)によるものは2度だけで、なかなか粘り強く戦うタイプだ。今回がタイトル初挑戦、初の10回戦となる。
パンチ力のある高山がプレッシャーをかける展開になりそうだ。直近の3戦のうちサウスポーと2度戦っている青山だが、はたして高山の左ストレートにも十分に反応できるかどうか。(原功)
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