[見どころ!]石脇麻生 vs.セムジュ・デビッド
8月27日(火)後楽園ホール
日本ウェルター級王座決定戦
1位・石脇麻生(石田)
vs.
4位 セムジュ・デビッド(中日)
石脇=1999年8月15日、大阪府出身の25歳。右ボクサーファイター型。戦績:21戦13勝(9KO)7敗1分
デビッド=1992年11月11日、ウガンダ出身の31歳。右ボクサーファイター型。戦績:6戦5勝(3KO)1敗
叩き上げの石脇
東京五輪戦士のデビッド
豊嶋亮太(帝拳)が返上して空位になった日本ウェルター級王座の決定戦。18歳でプロデビューした石脇と、2021年東京五輪ミドル級にウガンダ代表として出場(1回戦敗退)した31歳のデビッド。
どちらがベルトを手にするのか。
石脇は元WBA暫定世界スーパーウェルター級王者の石田順裕氏が興したジムの初期メンバーで、25歳にしてキャリア7年、21戦を経験している。7度の敗北があるが、その相手としては佐々木尽(八王子中屋)、李健太(帝拳)、近藤明広(一力)、豊嶋ら実力者の名前が並ぶ。今年4月、湯場海樹(ワタナベ)とのランカー対決で4回TKO勝ちを収め、1位に浮上した。
ウガンダの首都カンパラ生まれのデビッドは東京五輪で初戦敗退したあと2022年4月にプロに転向。4戦目でウガンダのミドル級王座を獲得し、今年3月に来日して元WBOアジアパシフィック王者の能嶋宏弥(薬師寺)に8回判定勝ちを収めている。6月に中国で行った試合では8回判定負けを喫しており、石脇戦が再起戦ということになる。「アニマル」というニックネームを持つが、そこまでの迫力は感じられない。
まずは左ジャブの突き合いに注目したい。石脇は伸びる左で主導権を握り、被せるような右に繋げたい。デビッドは自分の距離をキープしながら機を見て連打をまとめたいところ。石脇にとって序盤は我慢する時間が長くなるかもしれないが、勝負が長引けば勝機は広がっていきそうだ。(原功)
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