[見どころ!]中野幹士 vs.ブリックス・ピアラ

9月7日(土)後楽園ホール
東洋太平洋フェザー級王座決定戦
中野幹士(帝拳)
vs.
ブリックス・ピアラ(フィリピン)

9月7日(土)後楽園ホール

東洋太平洋フェザー級王座決定戦

中野幹士(帝拳)

vs.

中野=1995年7月14日、広島県出身の29歳。左ボクサーファイター型。戦績:10戦全勝(9KO)

プララ=2001年10月29日、フィリピン出身の22歳。左ボクサー型。戦績:10戦9勝(3KO)1敗

サウスポー対決
中野がパワーで圧倒か

 中野はアマチュアで77戦68勝(48KO)9敗の戦績を残し2018年10月に2回KO勝ちでプロデビューし、6年間に10個の白星を重ねてきた。日本人から対戦を敬遠されることが多いため9人は外国人だが、その9人全員を規定ラウンド内で倒してきた。右ジャブで煽り、左ストレートから連打に繋げるパンチャー型だが、一撃で仕留めることも少なくない。

 ピアラは2021年10月にプロデビューした22歳の新鋭で、これがフィリピン国外初の試合となる。6戦目に5回終了TKO負けを喫したのが唯一の敗北で、以後は4連勝を収めている。中野と同じサウスポーで、距離を保ちながら右ジャブで牽制して左ストレートを狙うボクサー型だ。自分から積極的に仕掛けるよりも慎重に構えるタイプといえる。

 サウスポー同士のカードだが、攻撃力で大きく勝る中野が有利である点は動かしがたい。まずは右ジャブの差し合いが注目ポイントとなるが、左に繋げるスピードとパンチ力で上回る中野が主導権を握りそうだ。ピアラのカウンターには注意が必要だが、中野がパワーで押し潰してしまう可能性が高いとみる。(原功)

東日本ボクシング協会

東日本ボクシング協会公式ホームページです。