[見どころ!]李健太 vs.山本ライアン ジョシュア
9月7日(土)後楽園ホール
日本スーパーライト級タイトルマッチ
王者・李健太(帝拳)
vs.
挑戦者・山本ライアン ジョシュア(ワタナベ)
李 =1996年3月9日、大阪府出身の28歳。左ボクサー型。戦績:8戦7勝(2KO)1分
山本=1993年10月19日、東京都出身の30歳。右ボクサーファイター型。戦績:13戦7勝(1KO)6敗
自信増した李
先手をとりたい山本
4月に藤田炎村(三迫)を破って日本スーパーライト級王座を獲得した李の初防衛戦。同級9位の山本を相手に力の差を見せつけることができるか。
アマチュア時代に62連勝を記録したこともある李は2019年2月に6回戦でプロデビュー(1回TKO勝ち)。3戦目には8回戦に昇格し、今春、藤田に勝って8戦目で戴冠を果たした。180㎝の長身サウスポーで、ロングレンジから右ジャブで牽制し左ストレートに繋げることが多い。田戦ではボディブローも多用して打撃戦にも応じるなど逞しさもみせた。成長とともに自信を増していることは間違いない。
挑戦者の山本は李とは対照的な歩みをしてきた雑草派だ。2017年5月のデビュー戦から2連敗後、初勝利を挟んで再び敗北を喫し、4戦した時点で1勝3敗という厳しいスタートだった。今年6月のアオキ クリスチャーノ(角海老宝石)戦でも惜敗するなど直近の6戦も3勝3敗だ。
体格に加えテクニックなど総合的な戦力で勝る李が圧倒的に有利であることは間違いない。先の藤田戦で10ラウンドをフルに戦い切っている経験も大きなプラスとなっているはずだ。これが初10回戦となる山本は短期決戦を狙うぐらいの勢いで序盤から思い切って踏み込み、王者を慌てさせて勝機を広げたい。(原功)
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