[見どころ!]森且貴 vs.松本流星

9月25日(水)後楽園ホール
日本ミニマム級王座決定戦
1位・森且貴(大橋)
vs.
2位・松本流星(帝拳)

森 =2000年2月4日、神奈川県出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:15戦12勝(3KO)3敗

松本=1998年5月14日、兵庫県出身の26歳。左ボクサーファイター型。戦績:3戦全勝(1KO)

3度目の挑戦の森
4戦目で戴冠狙う松本

 高田勇仁(ライオンズ)が返上して空位になった王座の決定戦。当初は挑戦者決定戦として行われる予定だったが、王座が空位になったことで決定戦に変更になった経緯がある。森が3度目のチャンスを生かすのか、それとも松本がプロ4戦目で戴冠を果たすのか。

 森はアマチュアで16戦11勝5敗の戦績を残したあと2018年8月にプロデビュー。順調に9連勝をマークしたが、10戦目の日本ミニマム級王座決定戦で石澤開(MT)に8回KO負け。再起戦の勝利を挟んで高田に5回TKOで敗れ、さらに再起戦の勝利後に高田の持つ日本王座に挑んで10回判定負けと、この2年半は武運に見放された印象がある。今年7月の再起戦で3年ぶりにKO勝ちを収めており、その流れを今回の試合に繋げたいところだ。

 松本は全日本選手権や国体で優勝するなどアマチュアで92戦(77勝15敗)を経験後、昨年2月に24歳でプロ転向を果たした。初陣が3回KO勝ち、2戦目が6回判定勝ち、3戦目が8回判定勝ちで、いずれもフィリピン人が相手だった。プロ転向から1年7ヵ月で訪れた日本王座決定戦が初の10回戦となるだけに経験不足の印象は否めないが、その分、勢いがある。

 ともにスピードがあるだけにスタートからテンポの速い攻防が見られそうだ。森にとっては3年8ヵ月ぶりのサウスポーとの対戦ということで、どれだけ対策が練られているかもカギといえよう。(原功)

東日本ボクシング協会

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