[見どころ!]岩田翔吉 vs.ハイロ・ノリエガ
10月13日(日)有明アリーナ
WBO世界ライトフライ級王座決定戦
1位・岩田翔吉(帝拳)
vs.
2位 ハイロ・ノリエガ(スペイン)
岩田=1996年2月2日、東京都出身の28歳。右ボクサーファイター型。戦績:14戦13勝(10KO)1敗
ノリエガ=1992年12月26日、スペイン出身の31歳。右ボクサーファイター型。戦績:14戦全勝(3KO)
攻撃力アップの岩田
vs.変則型のノリエガ
ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)がフライ級に転向するために返上して空位になった王座を1位の岩田と2位のノリエガが争う。このところ4連続KO勝ちの岩田が攻め勝つのか、それともトリッキーな面があるノリエガがポイントを重ねるのか。
岩田は2年前にゴンサレスの持つWBO世界ライトフライ級王座に挑んだが、王者の巧みな試合運びの前に12回判定で敗れた。「あのときは地に足がついていなかった」と経験不足を敗因のひとつに挙げる。その後は4連続KO勝ちと攻撃力アップは顕著で「自分のストロングポイントは伸びていると思う」と手応えと自信を得ている様子だ。
ノリエガはライトフライ級のWBCシルバー王座とWBO中南米王座、フライ級のEBU欧州連合王座とEBU欧州王座を獲得した実績を持っている。岩田とは対照的に直近の4戦は10回、12回、8回、12回をフルに戦って判定勝ちを収めている。上体を忙しく動かしながら
左ジャブ、右ストレート、右フックに繋げる攻撃パターンを持つが、それ以上に的を絞らせずに打たれないことを重要視している印象だ。
攻撃力を増している岩田に分のあるカードといえるが、倒そうと力んで空回りすることは避けたい。それこそがノリエガの理想とする展開なので、岩田は冷静な試合運びを心がけたいところだ。トリッキーな動きをするノリエガを捕まえることは容易ではなさそうだが、岩田はプレッシャーをかけながらボディブローも交えて確実にポイントを奪っていきたい。(原功)
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