[見どころ!]アンソニー・オラスクアガ vs.ジョナサン・ゴンサレス
10月14日(月=祝)有明アリーナ
WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者
アンソニー・オラスクアガ(アメリカ/帝拳)
vs.
挑戦者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)
オラスクアガ=1999年1月1日、アメリカ出身の25歳。右ファイター型。戦績:8戦7勝(5KO)1敗
ゴンサレス=1991年4月24日、アメリカ出身の33歳。右ボクサーファイター型。戦績:33戦28勝(14KO)3敗1分1無効試合
攻撃型のオラスクアガ
vs.試合巧者のゴンサレス
3ヵ月前、両国国技館で戴冠を果たしたオラスクアガが、2階級制覇を狙う前WBO世界ライトフライ級王者のゴンサレスを迎え撃つ。
ファイター型のオラスクアガと硬軟織り交ぜた試合巧者のゴンサレス。序盤から激しいペース争いが見られそうだ。
オラスクアガは昨年4月、寺地拳四朗(BMB)の持つWBA、WBC世界ライトフライ級王座に挑んだが9回TKOで敗れた。しかし、何度も寺地を窮地に陥れるなど健闘し、日本のファンにも知られる存在となった。次戦、そして先の戴冠試合に続き、4戦連続で日本のリング登場となる。プレッシャーをかけながら距離を潰し、自慢の強打を顔面、ボディに打ち分ける攻撃型で、試合は常にエキサイティングだ。
ゴンサレスも日本に馴染みの選手で、WBO世界フライ級王座に挑んだ5年前の田中恒成(畑中)戦、WBO世界ライトフライ級王座を防衛した2年前の岩田翔吉(帝拳)戦に続き3度目の来日試合となる。昨年4月には寺地との統一戦が決まっていたが、自身の急病でキャンセル。その後も試合間隔が空き、岩田戦後は今年3月のV3戦のみとなっていた。転級初戦となるが、もともとフライ級で戦っていたため大きな戸惑いはないとみていいだろう。
オラスクアガがプレッシャーをかけ、ゴンサレスが前後左右に動きながら相手の圧力を逃がす展開になりそうだ。王者が挑戦者の可動範囲を狭めるような追い方ができれば勝負は中盤あたりで決する可能性があるが、力んで空回りを繰り返すようだとゴンサレスのペースになりかねない。海外のスポーツブックのオッズは5対2でオラスクアガ有利と出ている。(原功)
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