[見どころ!]田中恒成 vs.プメレレ・カフ
10月14日(月=祝)有明アリーナ
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者・田中恒成(畑中)
vs.
挑戦者 プメレレ・カフ(南アフリカ)
田中=1995年6月15日、岐阜県出身の29歳。右ボクサーファイター型。戦績:21戦20勝(11KO)1敗
カフ=南アフリカ共和国出身の30歳。右ボクサーファイター型。戦績:13戦10勝(8KO)3敗
スピードと左ジャブの突き合いに注目!
田中は今年2月に4階級制覇となるWBO世界スーパーフライ級王座獲得を果たしたが、7月に予定された初防衛戦は相手の計量失格、体調不良によりキャンセルとなった。その鬱憤を晴らす試合となる。
田中はプロ5戦目にミニマム級のWBO王座を獲得し、2016年にライトフライ級、2018年にはフライ級を制覇。すでに世界戦だけで11戦(10勝5KO1敗)を経験しているが、7月の試合が中止になったため8ヵ月ぶりのリング登場となる。「前回の試合を見られなかった人も悔しい思いをしているので、みんなに満足してもらえるような試合をしたい」と話している。さらに「前後左右に動くボクシングをしたい。そして力強く打ち勝ちたい」と抱負を口にしている。
カフは2018年5月にデビューし、7戦目までに3度の引き分けを経験したが、その後はWBAインターコンチネンタル王座、IBFインターナショナル王座、南アフリカ王座を獲得するなど6連勝(4KO)を収めている。適度に足をつかって距離をつくりながら右ストレート、左フックを狙ってくるタイプだが、パンチ力よりもスキルに秀でた選手といえる。田中も「テクニカルでディフェンス力の高い選手」と分析している。
ともにスピードがあり、動きながら左ジャブで主導権掌握を狙うタイプとあって、まずはリードパンチの差し合いに注目したい。そして両者とも決め手となる右ストレートにどう繋げるのかがカギといえる。地の利に加え経験やパワーで勝る田中が有利だが、打ち終わりに合わせてくる挑戦者の左フックにも注意が必要だろう。(原功)
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