[見どころ!]三代大訓 vs.丸田陽七太
12月7日(土)後楽園ホール
日本ライト級タイトルマッチ
王者・三代大訓(横浜光)
vs.
挑戦者・丸田陽七太(森岡)
三代=1994年11月13日、島根県出身の30歳。右ボクサーファイター型。戦績:18戦16勝(5KO)1敗1分
丸田=1997年4月18日、兵庫県出身の27歳。右ボクサーファイ ター型。戦績:17戦14勝(10KO)2敗1分
左ジャブの差し合いに注目
終盤勝負か
元東洋太平洋スーパーフェザー級王者で現日本ライト級王者の三代が、元日本フェザー級王者の丸田の挑戦を受ける。ともに177㎝と長身で左ジャブを起点にして戦う選手ということで序盤から激しい主導権争いが見られそうだ。
アマチュアで57戦(41勝6KO16敗)を経験している三代は2017年3月にプロ転向。6戦目に東洋太平洋スーパーフェザー級王者になり、4度防衛後に王座を返上してライト級に転向した。昨年4月、
韓国遠征で5回負傷判定負けを喫したが、それがキャリアで唯一の敗北だ。その後は仲里周磨(オキナワ)に勝って日本ライト級王座を獲得するなど4連勝を収めている。これが2度目の防衛戦となる。左ジャブで試合を組み立てていくことが多い。現在はIBFで世界9位にランクされている。
丸太もアマチュア(27戦21勝13KO6敗)を経て2015年11月に
18歳でプロデビュー。3戦目にバンタム級のWBCユース王座を獲得したが、6戦目に挑んだ東洋太平洋王座挑戦は失敗(大竹秀典に12回判定負け)に終わった。タイとフィリピン遠征で経験値を上げたあと2021年2月に日本フェザー級王座を獲得。世界ランクにも名を連ねたが、V2戦で阿部麗也(KG大和)に12回判定負けを喫し、再スタートを強いられることとなった。それを機にライト級に転向し、タイ人を相手に4回KO勝ち、8回判定勝ちを収めている。左ジャブから右ストレートに繋げる攻撃パターンを得意としている。
ともに左ジャブで切り込んでいくタイプだけに、どちらが先に自分の攻撃パターンに持ち込むか注目される。特にフェザー級では体格の利があった丸田が同じ体格の相手とどう戦うのか興味深いところだ。総合力に差がないだけに勝負は終盤までもつれる可能性が高そうだ。(原功)
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