[見どころ!]ローレンス・ドゥマム・AG vs.飯村樹輝弥
1月18日(土)後楽園ホール
東洋太平洋フライ級王座決定戦
ローレンス・ドゥマム・AG(フィリピン)
vs.
飯村樹輝弥(角海老宝石)
ドゥマム=1998年12月12日、フィリピン出身の26歳。左ボクサーファイター型。戦績:11戦10勝(7KO)1分
飯村=1998年1月7日、東京都出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:8戦7勝(2KO)1敗
二兎を追う飯村
後半勝負が得策か
桑原拓(大橋)が返上して空位になった東洋太平洋フライ級王座の決定戦。IBF12位、WBO13位に名を連ねるサウスポーのドゥマムに対しWBC31位にランクされる日本王者の飯村がどう立ち向かうのか注目される。
ドゥマムは2019年8月にプロデビューし、2023年12月にフィリピン(PBF)王座を獲得。昨年5月にはWBOオリエンタル王座も奪取している。「ショットガン」の異名があり、サウスポーから繰り出す伸びのある左ストレートと好機での連打が持ち味だ。その一方、上体から突っ込むことが多くアゴが上がりがちな傾向がある。今回が自国を出て初の試合となる。
飯村はアマチュアで81戦68勝13敗の戦績を残したあと2021年1月にプロデビュー。4戦目に現WBO12位のエスネス・ドミンゴ(フィリピン)に6回TKO負けを喫したが、次戦で日本フライ級王座を獲得した。この王座は3度防衛中だ。前後左右に動きながら右ストレート、左フックを狙うボクサーファイター型で、ボディブローも巧みだ。試合数は少ないが10ラウンドをフルに戦い切ったことが3度あり、スタミナも問題ない。
飯村はプロでサウスポーとは3度戦って全勝しているが、ドゥマムは長く伸びる左ストレートを得意としているだけに細心の注意が必要だろう。東洋太平洋王座と世界ランクを得るためにはボディブローを有効につかって勝機を広げ、後半勝負に持ち込みたいところだ。(原功)
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