[見どころ!]永田大士 vs.星大翔
2月11日(火=祝日)後楽園ホール
東洋太平洋、WBOアジアパシフィック スーパーライト級タイトルマッチ
王者・永田大士(三迫)
vs.
挑戦者・星大翔(DANGAN)
永田=1990年1月12日、宮崎県出身の35歳。左ボクサーファイター型。戦績:25戦20勝(6KO)3敗2分
星=1998年2月14日、埼玉県出身の26歳。右ボクサーファイター型。戦績:14戦7勝(3KO)3敗4分
馬力や経験値で勝る永田
星は右に勝機
地域2冠王者の永田が、ウェルター級から転向して3戦負けなしの星の挑戦を受ける。WBO15位、WBC24位にランクされるサウスポーの永田が有利と見られているが、星の右には注意が必要だ。
永田はアマチュアで62戦(41勝21敗)を経験後、2014年8月にプロデビュー。2020年7月、井上浩樹(大橋)に7回TKO勝ちを収めて日本スーパーライト級王座を獲得。2度目の防衛戦で失ったが、2022年に東洋太平洋王座、昨年2月には井上との再戦でWBOアジアパシフィック王座も手に入れた。フィジカルの強さを生かしてプレッシャーをかけ、打撃戦に引きずり込む好戦的なサウスポーだ。KO勝ちからは4年半遠ざかっているが、12ラウンドを4度もフルに戦い切るなど長丁場の戦い方を心得ている。
星はアマチュアで22戦(13勝9敗)を経験後、2016年12月に18歳でプロに転向。スーパーライト級とウェルター級を行ったり来たりしながら一昨年7月には佐々木尽(八王子中屋)の持つWBOアジアパシフィック ウェルター級王座に挑戦。戴冠は逃したが、11回まで粘る健闘をみせた。それを機に再びスーパーライト級に戻り、2勝(1分)を挙げている。左ジャブを操りながら右ストレート、左ボディブローに繋げる攻撃パターンが多い。
体力や経験値で勝るサウスポーの永田が距離を潰すために前進し、星が迎え撃つ展開が予想される。攻撃力で上回る永田が馬力で押し切ってしまう可能性が高いとみるが、速くてシャープな右ストレートを持つ星にもチャンスがありそうだ。(原功)
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