[見どころ!]堤聖也 vs.比嘉大吾
2月24日(月=祝)有明アリーナ
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王者・堤聖也(角海老宝石)
vs.
挑戦者・比嘉大吾(志成)
堤=1995年12月24日、熊本県出身の29歳。右ファイター型(スイッチヒッター)。戦績:14戦12勝(8KO)2分
比嘉=1995年8月9日、沖縄県出身の29歳。右ファイター型。戦績:25戦21勝(19KO)3敗1分
4年4ヵ月ぶりの再戦
打撃戦は必至
昨年10月、井上拓真(大橋)を破ってWBA世界バンタム級王座を獲得した堤が、2020年10月に引き分けている元WBC世界フライ級王者の比嘉の挑戦を受ける。手の内を知ったファイター型同士のカードだけに打撃戦は必至だ。
堤は手数の多さとハートの強さ、無尽蔵ともいえるスタミナが持ち味のスイッチヒッターで、井上戦では終盤に抜け出して3対0の判定勝ちを収めた。高校時代に敗れた井上への雪辱と戴冠への意欲が並々ならぬものがあっただけにモチベーションの低下が心配されたものだが、「この階級には自分よりも評価の高い世界チャンピオンがいる」として、統一戦にも意欲を示している。
比嘉は2018年4月にWBC世界フライ級王座を失い、再起第2戦で堤と対戦。ひとりのジャッジから96対94で支持されたものの二者が95対95のイーブンとしたため引き分けに終わった。昨年9月、武居由樹(大橋)の持つWBO世界バンタム級王座に挑み、激闘の末、12回判定で惜敗。試合直後には引退を匂わせるコメントを発したが、「ボクシングが好きになってしまった」と現役続行を決意。再起戦で堤の王座に挑む。
構えを左右に変えながら中近距離でパンチの雨を降らせる堤と、低い構えから飛び込んで左右フックを放つ比嘉。激しい打撃戦になることは間違いない。(原功)
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