[見どころ!]松本圭佑 vs.大久祐哉

3月25日(火)後楽園ホール
日本フェザー級タイトルマッチ
王者・松本圭佑(大橋)
vs.
挑戦者・大久祐哉(金子)

松本=1999年7月17日、神奈川県出身の25歳。右ボクサーファイター型。戦績:12戦全勝(8KO)

大久=1996年9月9日、鹿児島県出身の28歳。右ボクサーファイター型。戦績:10戦8勝(5KO)2分

アマチュア出身の無敗同士の対決

 2023年4月に日本フェザー級王座を獲得した松本の5度目の防衛戦。戴冠試合から4戦続けて判定勝ちが続いていたが、昨年10月のV4戦では2回KO勝利を収め、自信を深めている。挑戦者の大久も無敗の勢いがあり、好試合が期待される一戦だ。

 松本はアマチュアで95戦80勝(30KO)15敗の戦績を誇り、2020年8月にプロデビュー。着実に白星を重ねており、現在はIBF5位、WBO10位、WBC13位と世界挑戦圏内にランクされている。174㎝の長身を活かした左ジャブ、右ストレート、左ボディブローなど多彩な攻撃を持ち、長丁場での試合運びにも成長が見られる。

 大久も全日本社会人選手権優勝などの実績を持つアマチュア経験者で、プロ戦績は10戦8勝(5KO)2分。2021年7月にプロデビューし、昨年11月の挑戦者決定戦では引き分けながら勝者扱いで今回のチャンスを掴んだ。タイトル初挑戦であり初の10回戦となるが、強烈な左フックを武器に王者を脅かす力を秘めている。

 松本は得意の距離で正確なジャブを起点にしたボクシングを展開するスタイル。接近戦もこなせる万能型だが、そのリズムを崩すためには大久が序盤から積極的に圧力をかけていくことが求められる。勝負のカギは、大久がどこまで王者のペースを崩せるかにかかっている。(原功)

東日本ボクシング協会

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