[見どころ!]川満俊輝 vs. 高見亨介
4月8日(火)後楽園ホール
日本スーパーフライ級タイトルマッチ
王者・川満俊輝(三迫)
vs.
挑戦者・高見亨介(帝拳)
川満=1995年8月4日、沖縄県出身の29歳。右ファイター型。戦績:12戦11勝(7KO)1敗
高見=2002年4月5日、東京都出身の23歳。右ボクサーファイター型。戦績:8戦全勝(6KO)
世界先陣争い
中盤までにKOで決着か
日本スーパーフライ級王者・川満の3度目の防衛戦。戴冠試合と2度の防衛戦をすべてKOで終えてきた王者だが、若く勢いのある挑戦者・高見を迎えての一戦は簡単な展開にはならないだろう。
川満はアマチュアで50戦35勝15敗の戦績を残し、2018年11月にプロ転向。のちに日本、WBOアジアパシフィック王者となる高田勇仁(ライオンズ)に6回TKO勝ちを収めるなど順調なスタートを切ったが、7戦目に後の世界王者・重岡銀次朗(ワタナベ)に2回TKOで敗北。その後、1年のブランクを経て再起し、現在は5連勝中で、そのうち3勝は日本タイトル戦によるもの。プレッシャーをかけて右ストレート、左フック、ボディブローを力強く打ち込むスタイルで、WBC3位、WBO8位、IBF11位にランクされている。
一方の高見は、アマチュアで47戦43勝4敗の好成績を収め、2022年7月にプロデビュー。2023年2月には元日本・東洋太平洋・WBOアジアパシフィック王者の堀川謙一(三迫)を6回TKOで下し、次戦では世界挑戦経験を持つウラン・トロハツ(中国)に判定勝利。直近の試合では78秒KOと圧巻の勝利を見せている。コンビネーション豊富でスピードとパワーを兼ね備えたホープで、IBF4位、WBA5位、WBO9位、WBC11位にランクされている。
KO率の高い両者だけに、序盤から一瞬たりとも目が離せない展開となりそうだ。どちらがプレッシャーを制し、自らの距離で勝負を進めるか。中盤までのKO決着も十分にあり得る注目の一戦だ。(原功)
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