[見どころ!]石井渡士也 vs. 福井勝也

2025年4月22日(火)後楽園ホール
日本スーパーバンタム級王座決定戦
石井渡士也(REBOOT)
vs.
福井勝也(帝拳)

石井=2001年1月15日、東京都出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:11戦8勝(5KO)1敗2分

福井=1996年9月7日、東京都出身の28歳。右ボクサーファイター型。戦績:8戦全勝(6KO)

実力伯仲の両者
勝負は終盤か

 下町俊貴(グリーンツダ)が返上して空位となった日本スーパーバンタム級王座の決定戦。石井は2023年10月に下町と引き分けて以来、1年半ぶりの王座挑戦。福井にとっては初の大舞台となる。実力は伯仲しており、接戦が予想される。

 石井はアマチュアで44戦30勝(4KO)14敗の戦績を残し、2019年4月に18歳でプロデビュー。4戦目に石田匠(井岡)に8回判定負けを喫したが、これが唯一の黒星。その後は7戦5勝(3KO)2分と着実にキャリアを重ねている。井上尚弥(大橋)のスパーリング・パートナーを務めた経験もあり、右のボクサーファイター型として中近距離でのパンチに破壊力がある。

 福井もアマチュア出身で、73戦57勝(10KO)16敗の戦績を残して2019年9月にプロ転向。コロナ禍や拳の負傷の影響もあり試合数は少ないが、白星を重ねてきた。ここ2年は4~5ヵ月のスパンでコンスタントに試合を重ねている。右ストレートを軸に、好機にはアッパーを交えた連打で畳みかけるスタイルが特徴。

 初の10回戦に挑む福井に対し、石井は下町戦で10ラウンドを経験済みというアドバンテージがあるものの、総合力はほぼ互角。終盤までもつれる接戦となる可能性が高い。

(原功)

東日本ボクシング協会

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