[見どころ!]エドアルド・ヌニェス vs.力石政法
5月28日(水)横浜BUNTAI
IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦
1位 エドアルド・ヌニェス(メキシコ)
vs.
3位・力石政法(大橋)
ヌニェス=1997年7月25日、メキシコ出身の27歳。右ファイター型。戦績:29戦28勝(28KO)1敗
力石=本名 佐藤政法。1994年6月10日、三重県出身の30歳。左ボクサーファイター型。戦績:17戦16勝(11KO)1敗
ファイターvs大柄なサウスポー
KOで決着か
アンソニー・カカチ(イギリス/アイルランド)が返上して空位になった王座の決定戦。29戦28勝(28KO)1敗の戦績を誇る強打のヌニェスと、大柄なサウスポーの力石。序盤からスリリングな戦いが見られそうだ。
ヌニェスは2015年9月にプロデビューし、10連続KO勝ち後に6回判定負けを喫して一時停止。しかし、その後は約7年間に18連続KO勝ちを収めている。特に直近の3試合は元世界2階級制覇(暫定)王者のオスカル・エスカンドン(コロンビア)に2回TKO勝ち、元IBF世界スーパーフェザー級王者のシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)に11回TKO勝ち、さらに世界挑戦経験者のミゲール・マリアガ(コロンビア)に6回終了TKO勝ちと実績を積み上げている。左手を前に出した構えで前進しながら圧力をかけ、距離が合うと左右フックを強振する。力石と同じサウスポーのラヒモフをロープに詰めてレフェリー・ストップに持ち込んだ試合は高く評価されており、ヌニェス自身も対サウスポーに自信を持っている様子だ。
現IBF世界フライ級王者、矢吹正道(LUSH緑)の弟としても知られる力石は2017年7月にプロデビュー。3戦目にのちの坂晃典(仲里)に2回TKOで敗れたが、これが唯一の敗北だ。以後は14連勝を収めている。東洋太平洋王座、WBOアジアパシフィック王座、さらに相手国イタリアでマイケル・マグネシを最終12回に逆転TKOで仕留めるなど実績を重ねてきた。
身長177㎝、リーチ182㎝と体格に恵まれたサウスポーで、中長距離で戦うことが多い。迎え撃つ戦い方をする一方、自ら踏み込んで左ストレート、左アッパー、右フックなどで倒すこともある。
敵地での試合ということもありファイター型のヌニェスが最初から積極的に攻めて出てくることが予想される。これに対し力石は足をつかって距離を取ろうとするのか、あるいは中間距離で迎え撃つ策を選ぶのか。できれば早い時点でカウンターを合わせ、ヌニェスの出足を止めておきたいところだ。序盤からスリリングな戦いが見られそうだ。(原功)
0コメント