[見どころ!]クリスチャン・アラネタ vs. タノンサック・シムシー
6月19日(木) 大田区総合体育館
IBF世界ライトフライ級王座決定戦
クリスチャン・アラネタ(フィリピン)
vs.
タノンサック・シムシー(タイ)
アラネタ=1995年3月16日、フィリピン出身の30歳。左ボクサーファイター型。戦績:27戦25勝(20KO)2敗
タノンサック=2000年6月17日、タイ出身の25歳。右ボクサーファイター型。戦績:39戦38勝(34KO)1敗
強打者同士の王座決定戦
序盤決着の可能性も
矢吹正道(LUSH緑)が返上して空位になった王座の決定戦。1位のアラネタがKO率74パーセント、2位のタノンサックが87パーセント。ジャッジ不要のカードといえる。
アラネタはサウスポーのパンチャー型で、切れのある左ストレート、インサイドからの左アッパー、上下に打ち分ける右フックが主武器といえる。4年前に相手国でのちの世界王者シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)からダウンを奪いながら僅少差の12回判定負けを喫してからは6連勝(5KO)と好調だ。
タノンサックは日本のリングに8度上がり7勝(4KO)1敗の戦績を残している好戦派だ。唯一の敗北は3年前、WBC世界ライトフライ級王座を失って半年後の矢吹に7回TKOで敗れたものだが、この試合でも何度も元王者をロープに追い込んでいる。昨年4月に東洋太平洋王座を獲得し、12月には元世界王者の谷口将隆(ワタナベ)を相手に2度目の防衛を果たしている。
3回までのKO勝ちが13度あるアラネタと28度のタノンサック。初回からスリリングな攻防が期待できそうだ。
(原功)
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