[見どころ!]大久祐哉 vs. 阿部麗也
6月19日(木) 大田区総合体育館
日本フェザー級王座決定戦
大久祐哉(金子)
vs.
阿部麗也(KG大和)
大久=1996年9月9日、鹿児島県出身の28歳。右ボクサーファイター型。戦績:10戦8勝(5KO)2分
阿部=1993年3月25日、福島県出身の32歳。左ボクサー型。戦績:32戦26勝(10KO)4敗2分
無敗の大久 世界戦経験者の阿部
勝負は終盤か
3月25日に予定されていた大久との防衛戦を前に松本圭佑(大橋)が体調不良のため試合をキャンセル。松本が王座を返上したため大久と、世界挑戦の経験を持つ2代前の日本王者、阿部で決定戦を行うことになった。
大久はアマチュアを経て2021年7月にプロデビュー。2戦目で引き分けを経験したほかは順調に白星を重ねて日本上位に進出。昨年11月には挑戦者決定戦に臨んだが、8回引き分けという結果に終わった。勝者扱いで王座挑戦権をつかんだ。今回がタイトル初挑戦、初10回戦となる。左ジャブから右ストレートに繋げる正統派で、左フックも強い。
阿部はプロキャリア12年のベテランで、3年前には日本王座とWBOアジアパシフィック王座を獲得した実績を持っている。挑戦者決定戦を制して昨年3月にルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)の持つIBF世界フェザー級王座に挑んだが、8回TKOで敗退。今回が再起第3戦となる。サウスポーの技巧派で、変則的な動きを交えて出入りしながら相手を揺さぶり、機を見て左を打ち込むタイプだ。
大久が圧力をかけ、阿部が前後左右に動きながら迎え撃つ展開が予想される。互いに相手の戦力をつかむと思われる中盤あたりからペースが上がりそうだ。終盤勝負の可能性が高いとみる。
(原功)
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