[見どころ!]黒木優子 vs. 鈴木なな子

6月26日(木)後楽園ホール
WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ
王者黒木優子(真正)
vs.
挑戦者・鈴木なな子(横浜光)

黒木=1991年3月28日、福岡県出身の34歳。戦績:34戦24勝(10KO)8敗2分

鈴木=1999年7月8日、愛知県出身の25歳。戦績:12戦9勝(3KO)3敗

ベテラン王者に挑む25歳
鈴木の左対策もカギ

 今年1月、王座決定戦を制してWBA女子世界ミニマム級王者になった黒木が、このところ2連続KO(TKO)勝ちと勢いのある鈴木を迎えて初防衛戦に臨む。

 2008年12月に17歳でプロデビューした黒木はキャリア17年のベテランになった。ミニマム級とアトム級で世界王座を獲得し、世界戦は今回が15度目となる。足をつかいながら右ジャブを差し込み、機を見て左ストレートを打ち込むサウスポーのボクサーファイター型だ。

 挑戦者の鈴木は空手を経て2017年5月にプロデビュー。2021年12月には日本ミニマム級王座を獲得し、この王座は初防衛後に返上した。スピードを生かしながら出入りしてポイントを稼ぐ右のボクサーファイター型で、今回が初の10回戦となる。

 経験と総合力で勝る黒木が忙しく動くことが予想されるなか、挑戦者が遅れずに対応できるかどうか。鈴木はサウスポー対策もカギといえる。(原功)

東日本ボクシング協会

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