[見どころ!] ワチュク・ナァツ vs 左右田泰臣


7月31日(木)後楽園ホール
東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦
ワチュク・ナァツ(八王子中屋)
vs
左右田泰臣(EBISU K‘s BOX)

ナァツ=1997年8月7日、埼玉県出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:14戦8勝(4KO)4敗2分

左右田=1988年6月8日、東京都出身の37歳。右ボクサーファイター型。戦績:10戦8勝(5KO)1敗1分

馬力のナァツ
テクニックの左右田

 井上岳志(ワールドスポーツ)の引退にともない空位になった東洋太平洋スーパーウェルター級王座の決定戦。ナァツは3年前の日本王座挑戦に続いて2度目、左右田は初の挑戦となる。

 2017年10月にプロデビューしたナァツは全日本新人王を獲得するなど引き分けを挟んで6連勝をマーク。その勢いを駆って2020年11月には井上と対戦したが、善戦したものの8回判定で敗れた。2戦挟んで再び井上と拳を交えたが、またも判定負けだった。次戦で国本陸(六島)の持つ日本ミドル級王座に挑んだが、判定で涙を飲んだ。このあと2年以上のブランクをつくったが、今年3月にジムを移籍して戦線復帰を果たしている。

 左右田は2022年6月に34歳でプロデビュー。引き分けを挟んで7連勝をマークしたが、昨年11月に豊嶋亮太(帝拳)に8回判定負けを喫した。これが10戦で唯一の敗北だ。今年4月、日本王座への挑戦経験者でもある加藤寿(熊谷コサカ)に7回KO勝ちを収めて再起している。

 馬力と体力が自慢のナァツが仕掛け、左右田が迎え撃つ展開で始まりそうだ。ここで左右田が左右に動きながら巧みに距離を操ることができるかどうか。正面に立って相手の圧力を受けるようだと距離を詰められてロープやコーナーに追い込まれる場面が増えそうだ。(原功)

東日本ボクシング協会

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