[見どころ!]波田大和 vs. 神足茂利

8月2日(土)後楽園ホール
東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者 波田大和(帝拳)
vs.
挑戦者・神足茂利(M.T)

波田=1997年1月18日、埼玉県出身の28歳。左ボクサーファイター型。戦績:19戦17勝(16KO)2敗

神足=1996年9月2日、愛知県出身の28歳。右ボクサーファイター型。戦績:11戦8勝(5KO)2敗1分

波田の強打にアドバンテージ
神足の距離感と対左戦績にも注目

 昨年6月に東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得した波田が、アマチュア出身の神足の挑戦を受ける。戴冠試合と初防衛戦を含め5連続KO勝ちと勢いに乗る波田に分のあるカードといえる。

 波田はアマチュアで48戦(39勝9敗)を経験後、2015年10月にプロデビュー。4戦目の4回TKO負けと2022年10月に8回判定負けを喫した以外は順調に白星を重ね、2024年6月に坂晃典(仲里)を3回TKOで下して現王座を獲得した。無冠戦を挟み今年4月にはベテランの渡邊卓也(DANGAN)に5回TKO勝ちを収めて初防衛を果たしている。戦績が示すとおりの強打者で、思い切りのいい攻撃が魅力のサウスポーだ。

 挑戦者の神足もアマチュア出身者(72戦48勝24敗 ※JBC)で、2019年10月にプロ転向を果たした。3戦目に6回判定負け、2年前に6回TKO負けを喫したが、再起後は2連勝を収めている。178㎝の長身を生かして繰り出す左ジャブから切り込んでいく正攻法のボクサーファイター型で、今回が初の王座挑戦となる。直近の試合でサウスポーに勝っており、左対策は問題なさそうだ。

 波田が積極的にプレッシャーをかけながら自慢の強打を放ってKOを狙うものと思われる。神足は巻き込まれずにジャブを有効につかって自分の距離をキープしたいところだが、WBA8位、WBC11位にランクされる波田がそれを簡単に許すとは思えない。(原功)

東日本ボクシング協会

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