[見どころ!]横山葵海 vs. 馬場龍成

8月19日(火)後楽園ホール
東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ
王者・横山葵海(ワタナベ)
vs.
挑戦者・馬場龍成(EBISU K’S BOX)

横山=2001年7月23日、大阪府出身の24歳。右ボクサーファイター型。戦績:3戦全勝(1KO)

馬場=1996年1月8日、奈良県出身の29歳。右ボクサーファイター型。戦績:7戦4勝(1KO)2敗1分

勢いに乗る横山の初防衛か
馬場は8戦目で戴冠狙う

 今年3月、プロデビューから8ヵ月、わずか3戦目で東洋太平洋スーパーフライ級王座を獲得した横山の初防衛戦。挑戦者の馬場もプロ4年のキャリアで今回が8戦目となる。

 横山は全日本選手権優勝などアマチュアで56戦(44勝12KO12敗)を経験後、2024年7月に2回TKO勝ちでプロデビュー。2戦目には東洋太平洋ランカーに8回判定勝ちを収め、次戦で世界挑戦経験者のジーメル・マグラモ(フィリピン)に挑戦。大差の12回判定勝ちを収めて現王座を獲得した。巧みなステップを踏みながら左ジャブを起点に右ストレートを打ち込む攻撃型だ。前戦で12回を戦い切ったことで長丁場の勝負にも自信を持っているものと思われる。

 挑戦者の馬場もアマチュア出身者で、こちらも2017年に全日本選手権優勝の実績を持っている。アマチュア戦績は71戦45勝(2KO)26敗。国際大会の経験も豊富だ。2021年に6回判定勝ちでプロデビューしたが、2戦目に3回KO負け。次戦も6回判定負けと厳しいスタートとなった。しかし、以後は引き分けを挟んで3連勝を収めている。横山と同じ右ボクサーファイター型のカテゴリーに入るが、どちらかというと間合いをとりながら迎え撃つことが多い技巧派タイプといえる。

 攻撃力と勢いで勝る横山は左ジャブで切り込み、右ストレートを打ち込むチャンスをうかがう展開に持ち込みたいところ。馬場は巧みに相手を引き付け、横山の隙を突いて迎え撃ちたい。(原功)

東日本ボクシング協会

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