[見どころ!]セムジュ・デビッド vs. 野上昂生
8月21日(木)後楽園ホール
日本ウェルター級タイトルマッチ
王者・セムジュ・デビッド(中日)
vs.
挑戦者・野上昂生(大橋)
デビッド=1992年11月11日、ウガンダ出身の32歳。右ボクサーファイター型。戦績:9戦8勝(4KO)1敗
野上=2000年11月30日、長崎県出身の24歳。左ボクサーファイター型。戦績:4戦全勝(2KO)
V3狙うデビッド 5戦目での戴冠狙う野上
1年前に石脇麻生(石田)との決定戦を7回TKOで制して日本ウェルター級王者になったデビッドのV3戦。プロ4連勝(2KO)のサウスポー、野上は5戦目での戴冠を狙う。
アフリカのウガンダ出身のデビッドは2021年に開催された東京五輪のミドル級に出場(1回戦敗退)した実績を持っている。翌年4月にウガンダでプロデビューし、4戦目には国内王座を獲得。次戦では来日して元WBOアジアパシフィック王者の能嶋宏弥(薬師寺)に8回判定勝ち。石脇戦を経て初防衛戦では元日本暫定王者の小畑武尊(ダッシュ東保)、V2戦ではシーサー皆川(平仲)にいずれも判定勝ちを収めている。
野上はアマチュアで67戦(49勝18敗)を経験後、2023年7月に2回TKO勝ちでプロデビュー。わずか2年、5戦目で王座挑戦のチャンスをつかんだ。圧力をかけながら左ストレートを狙うサウスポーで、これが初10回戦となる。
野上がじわじわと前に出てプレッシャーをかけ、デビッドが上体の柔らかさを生かしながら左右に動いて迎え撃つ展開になりそうだ。野上は中盤までにけりをつけるか、またはポイントでリードして後半を迎えたい。(原功)
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